ものづくり補助金では、革新的な新商品・新サービスの開発または海外需要開拓を目指す事業をするために必要な経費の補助を受けられます。
しかし、ものづくり補助金の採択率は低く、多くの事業主が採択を得られていないのです。ものづくり補助金コンサルタントを活用すれば、申請作業にかかる労力を最小限に抑えながら、採択率を高められるでしょう。
この記事では、ものづくり補助金コンサルタントの費用相場や選び方をテーマにお届けしていきます。ものづくり補助金を使って新しい取り組みにチャレンジしたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
ものづくり補助金申請をコンサルに依頼するメリットとは?
ものづくり補助金の申請には専門的な知識と戦略が必要です。そこで頼りになるのが、ものづくり補助金に特化したコンサルタントです。
申請をサポートしてくれるだけでなく、事業そのものを成功に導くための助言も行ってくれます。まずは、コンサルタントを活用するメリットについて詳しく見ていきましょう。
ものづくり補助金申請コンサルのメリット1.事業内容をより洗練させられる
ものづくり補助金を活用したとしても、新たな事業を立ち上げる際には企業側の多額な投資が求められます。そのため、そもそもの事業内容に問題があると、補助金を受け取っても採算が取れず、期待していた成果に結びつかない可能性があります。
コンサルタントは多くの支援実績と業界知識を持ち、第三者的な視点から新規事業の課題やリスクを的確に指摘してくれます。こうした客観的なフィードバックを受けることで、事業内容をより洗練させ、実現性と収益性を高めることができるのです。結果として、事業の成功確率がぐっと高まります。
採択につながる事業計画書を作れるようになる
事業計画書は、事業の背景・目的・収益見込み・技術的な優位性などを盛り込んだ、補助金申請の要となる書類です。審査においては、この計画書の内容をもとに、申請事業の実現性や社会的なインパクトが評価されます。
多くの事業者がこの事業計画書の作成に苦戦しており、何をどう書けば審査員の心に響くのか分からずに悩んでいます。コンサルタントは、過去の採択事例を熟知しており、「採択されやすい」ポイントを押さえた構成や表現のノウハウを持っています。審査員に響く表現や加点されやすい要素を盛り込み、採択率の高い計画書作成をサポートしてくれるでしょう。
申請作業にかかる労力を少なくできる
ものづくり補助金の申請には、GビズIDの取得や電子申請フォームへの入力、必要書類の収集・作成など、煩雑で手間のかかる作業が多くあります。これらを事業主がすべてこなそうとすると、通常業務に支障が出るほどの時間と労力を費やすことになります。
また、申請のルールやフォーマットに不備があれば、それだけで不採択のリスクも生じます。コンサルタントに依頼すれば、そうしたミスを未然に防ぐことが可能です。作業を効率的に進めるノウハウを持っているため、事業主は安心して本業に集中できるようになるのです。
ものづくり補助金コンサルの費用相場とは?
ものづくり補助金コンサルタントの費用は、一般的に「着手金+成功報酬」という報酬体系が採用されているケースが多く見られます。コンサルタントを選ぶ際には、両方の費用をバランスよく比較・検討することが大切です。コストだけでなく、サービスの質にも注目しましょう。
ものづくり補助金コンサルの着手金相場
着手金とは、補助金の採択結果にかかわらず発生する費用のことです。たとえ補助金が不採択となった場合でも支払う必要があります。ものづくり補助金コンサルタントの着手金の相場は、概ね5万〜20万円程度です。
ものづくり補助金コンサルの成功報酬
成功報酬とは、申請が採択され、補助金の交付が決定した際に支払う報酬です。相場は補助金申請額の5〜15%とされており、たとえば1,000万円の補助金が採択された場合、50万〜150万円が成功報酬となります。なお、補助金額が高額になるほど報酬も大きくなる点に留意しましょう。
ものづくり補助金コンサルの選び方とは?
ものづくり補助金コンサルの導入を検討している方は、以下のようなポイントを意識して選定することが重要です。費用面だけにとらわれず、総合的なサービス内容と実績、サポート体制などを丁寧に比較してください。
サービスの範囲をチェックする
コンサルタントが提供するサービス内容は業者ごとに異なります。たとえば、事業計画書の作成支援、必要書類の準備、交付申請や実績報告のサポートなど、支援範囲の詳細を事前に確認することが大切です。
着手金や成功報酬が一見リーズナブルでも、希望する支援内容がオプション扱いで追加費用が発生する場合、結果的に他社よりも高くつくことがあります。とくに「できるだけ多くの支援が必要…」と考えている方は、追加費用の有無や支援内容の詳細まで細かくチェックしましょう。
過去の実績を確認する
ものづくり補助金は、申請を行っても採択されなければ意味がありません。したがって、コンサルタントを選ぶ際には、料金や対応の良し悪しだけでなく、「これまでの採択実績」も必ず確認することが大切です。
過去に多くの採択事例を持ち、成功率の高い業者ほど、経験とノウハウが豊富であると言えるでしょう。実績は業者選びにおいて非常に重要な判断材料であるため、多くの業者が公式サイトやブログで具体的な実績を公開しています。特に、業種や事業規模が近い事例があるかも確認しておくと安心です。
認定経営革新等支援機関を選ぶ
認定経営革新等支援機関とは、中小企業の経営支援に必要な知識や経験を有していると国に認められた機関です。補助金申請に関しても、一定の信頼性と専門性が担保されています。
こうした認定支援機関であれば、不正行為や不適切な対応のリスクを最小限に抑えられるほか、補助金申請においても安心して任せることができます。認定の有無は、中小企業庁の公式サイトで確認が可能です。
親身になってくれる担当者か考える
ものづくり補助金は、申請から交付、実績報告まで長期にわたるプロジェクトです。だからこそ、気軽に相談できる雰囲気があり、常に親身な対応をしてくれる担当者を選ぶことが重要です。
信頼できる担当者であれば、進捗に応じた的確なアドバイスや、トラブル時の柔軟なサポートも期待できます。長期間のパートナーとなるため、初期対応の丁寧さや相性も見極めておきましょう。
ものづくり補助金コンサルを選ぶ時の注意点とは?
ものづくり補助金コンサルを選定する際には、以下のような注意点もあらかじめ把握しておきましょう。悪質な業者を選んでしまうと、補助金が採択されないばかりか、不当な高額請求を受けるリスクもあります。
無資格の業者を選ばない
日本では、補助金申請代行に関して特別な資格が必須とされているわけではありません。そのため、十分な確認をしないまま業者を選定し、実務経験の乏しい無資格の業者に申請を任せてしまうケースも見られます。
中小企業診断士など、何らかの専門資格を持っている業者であれば、制度理解や法的観点からも適切なサポートが受けられる可能性が高まります。実務経験や資格の有無をしっかり確認しておきましょう。
悪質なコンサルに注意する
資格の有無に関係なく、不当な条件を提示するような悪質な業者も存在します。たとえば、事前に提示された内容よりも狭い範囲しかサポートしない、あるいは相場よりはるかに高額な報酬を請求するなどのケースです。
そのような被害を防ぐためにも、契約前には無料相談を活用し、複数社と比較検討することが大切です。また、実際の利用者の口コミや評判、レビューも確認しながら、信頼できるコンサルタントを選ぶようにしましょう。
まとめ:ものづくり補助金コンサルの費用相場や選び方について
いかがでしたか?今回の内容としては、
・ものづくり補助金コンサルを活用すれば、補助金の採択率を高くできる
・ものづくり補助金コンサルのサービス範囲は、コンサルタントによって異なる
・ものづくり補助金コンサルの費用相場は着手金5〜20万円・成功報酬5〜15%
・コンサルタント選びではサービス範囲・実績・認定の有無などをチェックするべき
以上の点が重要なポイントでした。ものづくり補助金コンサルを活用すれば、補助金の申請にかかる労力を抑えて採択率を向上できます。ものづくり補助金を使いたいと考えている事業主の方は、費用対効果を考えながらコンサル選びをしてください。
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